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40代地方・教育費と車費の家計診断:高校・大学進学にどう備えるか

地方の40代子育て世帯では、車費と教育費が同時に重くなることがあります。高校の通学距離、部活、塾、大学進学時の下宿費など、都市部とは違う支出が出るためです。家賃や住宅ローンだけを見ると余裕があるように見えても、進学時に現金が足りなくなることがあります。

進学と車

  1. タヌキ: 大学、県外かも

    進路プリントを見て

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  2. ラッコ: 車も買い替え時

    2
  3. タヌキ: 重なるね

    3
  4. ラッコ: 年で見よ

    4

結論|40代地方世帯は、教育費を授業料だけで見ないことが大切です。通学、下宿、受験、車の買い替えを年表に置き、NISAやiDeCoより先に数年以内の現金を確保します。地方では車が生活インフラであるため、車費も教育費と同じく予定支出として扱います。

文部科学省の教育費資料は、学校段階ごとの平均を知る入口です。ただし、地方から県外大学へ進む場合、授業料以外の下宿費や帰省費が大きくなります。ここでは仮名のケースで考えます。

ケース:山田家、地方、子ども2人

山田さんは46歳、配偶者は44歳。子どもは中学2年生と小学6年生です。持ち家で住宅ローンは月8万円、車は2台。世帯手取りは月55万円、生活費は月24万円、車関連費は月10万円、教育費は月8万円、NISAは月5万円です。

山田家の重なりやすい支出

地方40代世帯の仮例。高校・大学進学と車買い替えを同時に見る必要があります。

住宅ローン8万円
車関連費10万円
教育費8万円

参照先: MEXT-LEARNING-COST-2023、MEXT-PRIVATE-UNIVERSITY-2025、STAT-FIES-RESULTS-2025。

山田家では、車関連費が教育費と同じくらい重い支出です。さらに、上の子が県外大学へ進むなら、入学金、授業料、下宿初期費用、家賃、仕送りが加わります。

大学費用は、授業料だけで足りない

大学費用を考えるとき、授業料や入学金だけを見ると不足しがちです。受験費用、交通費、入学時の引っ越し、パソコン、教材、下宿費、帰省費がかかります。地方から都市部へ進学する場合、家計への負担は大きくなります。

教育費は、子どもが何歳のときにいくら必要かを年表に置きます。上の子の大学入学が4年後、下の子が6年後なら、NISAで長期運用するより、預金で準備すべき部分が増えます。

車買い替えは、教育費と同じ表に入れる

地方では、車の買い替えを先送りしすぎると通勤や送迎に支障が出ます。教育費が重い時期に車が故障すると、家計は二重に苦しくなります。車費を単なる嗜好品として扱わず、必要な生活インフラとして計画に入れます。

買い替え予定が5年以内なら、その資金はNISAではなく預金で準備するほうが安全です。NISAで増やしたい気持ちは分かりますが、使う時期が近いお金を株式100%に置くと、下落時に選択肢が狭まります。

iDeCoは老後専用、教育費には使えない

40代はiDeCoの所得控除が効きやすい世代です。しかし、iDeCoは原則60歳まで引き出せません。高校・大学費用が近い家庭でiDeCoを大きくしすぎると、現金が足りないのに老後資金だけ硬くなることがあります。

山田家では、iDeCoは少額で続け、教育費と車費を優先し、余力が残ればNISAを増やす順番が自然です。老後資金は大切ですが、教育費のピークを越えるまでは、流動性も重要です。

奨学金を前提にしすぎない

地方から県外大学へ進む場合、奨学金を使う家庭もあります。奨学金は有力な選択肢ですが、最初から家計の穴埋めとして大きく見込むと、子ども本人の卒業後の負担が重くなります。親がどこまで負担し、本人がどこから負担するのかを、早めに話しておくほうがよいでしょう。

また、大学進学時には、合格発表から入学手続きまでの期間が短いことがあります。入学金や前期授業料、引っ越し費用、家電、パソコンなどは、すぐに現金が必要です。奨学金の入金時期と支払時期がずれることもあります。したがって、入学初年度の現金は、投資信託ではなく預金で持つのが基本です。

車費も同じです。故障や買い替えは、相場が回復するまで待ってくれません。教育費と車費は、どちらも「待てない支出」として扱い、NISAやiDeCoとは別の資金箱に入れる感覚が実務的です。

地方の高校費用も家庭差が大きい

地方では高校が自宅から遠く、通学定期、送迎、部活遠征、寮費がかかる場合があります。公立高校なら授業料そのものは抑えられても、交通と活動費で支出が増えることがあります。私立高校へ進む場合は、授業料以外の費用も見ます。

したがって、教育費の年表は大学からではなく、高校進学前から作るのがよいでしょう。高校3年間の支出、大学受験費用、大学初年度費用を並べると、いつ現金が必要かが見えます。NISAやiDeCoは、その年表の外側にある長期資金として扱うと、売却タイミングに悩みにくくなります。

兄弟姉妹がいる場合は、支出の重なりも見ます。上の子の大学初年度と下の子の高校受験が重なる、車検と入学金が同じ年に来る、といった重なりは珍しくありません。月平均では黒字でも、特定の年だけ大きく赤字になる家計はあります。地方家計では、こうした年単位の赤字に備える現金が、投資を続けるための安全弁になります。

理屈っぽい人のための補足

地方の教育費は「学校費+移動費+住居費」

都市部の自宅通学と、地方から県外大学へ進むケースでは、教育費の構成が違います。

文部科学省の学生納付金調査は授業料等を確認する資料として有用ですが、下宿費までは家庭ごとに別計算が必要です。地方家計では、大学費用を学校費だけでなく、住居費としても見ます。

車費と教育費は、同じ「使う時期が決まった支出」

車買い替えと大学入学は、どちらも比較的時期が読める支出です。期待リターンを求めて投資に回すより、必要時期までの年数で安全性を決めます。3年以内に使うなら預金中心、5〜10年なら一部運用も検討、10年以上ならNISAで長期運用というように層を分けます。

この考え方を使うと、NISAをやるかやらないかではなく、「どの支出まで預金で、どこから運用か」を決められます。

参考・出典

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本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の勧誘や個別の投資助言ではありません。最終的なご判断はご自身の責任において、必要に応じて専門家にご相談ください。