リスク管理
保険は、何が起きたときに誰へ払うかで読む。
3級のリスク管理は、生命保険・損害保険・賠償責任保険の基本形が中心です。商品名を丸暗記するより、死亡、病気、火災、地震、賠償のどのリスクかを切り分けます。
保険は、事故の原因で選ぶ
- 1
タヌキ: 保険名が似ていて選べない…
- 2
ラッコ: まず原因。地震?火災?商品事故?そこから枝分かれ
- 3
タヌキ: 生命保険は?
- 4
ラッコ: 誰が亡くなったか、どう受け取るかを見るだけでかなり解ける
Rough Map
まずは、出題の地図をつかむ。
ここでは細かい数字を詰め込みません。全体の見取り図を先につくり、数字や根拠はこのあとの演習で確認します。
生命保険の基本
死亡保障・年金・特約の違いを、受け取り方で分けます。
保険金額ではなく、解約返戻金を見る場面がある
契約者貸付
解約返戻金が基準
死亡保険金額の全額を借りられる制度ではない。
収入保障保険
年金形式が基本
一時金受け取りは、年金総額より少なくなるのが一般的。
確定年金
期間が確定
被保険者の生死にかかわらず、決めた期間の支払いを考える。
リビング・ニーズ
余命の目安
死亡保険金を生前に受け取る特約。期間の数字が問われる。
損害保険と賠償責任
事故の原因と、誰に損害が出たかで保険を選びます。
地震は地震保険、商品事故はPL保険
火災保険
地震損害は別枠
地震による建物倒壊は、火災保険だけでは見ない。
車両保険
水災との関係
洪水による水没は補償対象になり得る。
PL保険
製造・販売物
販売した食品による食中毒など、商品が原因の賠償を考える。
損害保険金
損失の補てん
火災で受け取る保険金は、原則として非課税。
生命保険の契約・保全
保険は契約後の変更や、保険会社破綻時の保護も出題されています。
転換・払済・更新・予定基礎率をひとまとめにする
契約転換
転換時の年齢
新しい契約に入り直すため、転換後保険料は転換時の条件で見る。
払済保険
保険金額は小さくなる
保険料払込みを止め、解約返戻金をもとに保障を続ける。
更新型特約
告知と保険料
通常は更新時に再告知不要。保険料は更新時年齢で上がりやすい。
予定基礎率
死亡率・利率・事業費率
予定利率が下がると、新規契約の保険料は高くなりやすい。
契約者保護機構
生命保険と損害保険
生命保険は責任準備金等、自賠責は100%補償など基準が異なる。
保険法・保険業法
請求権とクーリングオフ
請求権の時効、申込み撤回の期間と方法を確認する。
第三分野・自動車・課税
保険金がいつ、誰に、どの税目で扱われるかも過去問で問われます。
給付の条件、支払限度額、課税関係を分ける
がん保険
免責期間
一般に90日程度の免責期間がある。
先進医療特約
療養を受けた日
その時点で先進医療に該当するかを確認する。
旅行・傷害保険
食中毒と職業
旅行中の細菌性食中毒、普通傷害保険の職業区分が出る。
自動車保険
対人・人身・自賠責
対人賠償は自賠責超過分、人身傷害は過失割合にかかわらず実損補償。
地震保険
建物・家財の上限
火災保険金額の一定範囲内で、建物と家財に上限がある。
保険金の税金
所得税・相続税・非課税
損害補てんは非課税。生命保険は契約者・被保険者・受取人で税目が変わる。
過去問で実際に出た論点チェック
取り込んだ2026年5月・2025年5月・2024年5月公表分の出題名を、学習順に束ね直したものです。
カードで流れをつかみ、ここで漏れを確認する
生命保険の基本形
死亡・年金・変額
契約者貸付、収入保障保険、定期保険、定期保険特約、個人年金保険、変額個人年金保険。
契約後の保全
転換・払済・予定率
契約転換制度、払済保険、生命保険料の予定基礎率、予定利率、生命保険契約者保護機構。
第三分野・特約
医療・がん・生前給付
リビング・ニーズ特約、先進医療特約、がん保険。給付条件と免責期間を確認する。
申込みと請求
保険法・保険業法
保険法の時効、クーリングオフ。期間、起算日、手続き方法を問われやすい。
火災・地震
損害保険
火災保険と地震保険、地震保険、火災保険金の課税。原因が火災か地震か、損失補てんかを見る。
自動車保険
自分・相手・強制保険
自動車保険、人身傷害保険、自賠責保険、対人賠償保険。補償対象と過失割合の扱いを分ける。
傷害・賠償
事故と責任
国内旅行傷害保険、普通傷害保険、賠償責任保険。食中毒、職業区分、PLリスクを確認。
課税・保護機構
誰が受け取るか
個人年金保険の課税、死亡保険金の課税、損害保険契約者保護機構。税目と補償割合を分ける。
各論点の細かい数字と根拠は、演習画面の解説で確認します。
出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(を加工して作成)。試験問題の著作権は日本FP協会に帰属します。