ライフプランニングと資金計画
制度名を覚える前に、誰が・いつ・何を受けるかを見る。
3級のライフプランニングは、FPの職業ルール、社会保険、公的年金、教育・老後資金が中心です。細かい数字を一気に暗記するより、制度の役割を先に分けると過去問が読みやすくなります。
3級ライフプランは、制度の交通整理から
- 1
タヌキ: 年金も保険も教育費も、全部同じに見える…
- 2
ラッコ: まず『働く』『老後』『家族』のどれを助ける制度か見るよ
- 3
タヌキ: 数字は後でいい?
- 4
ラッコ: うん。過去問で出る数字だけ、使いながら覚えよう
Rough Map
まずは、出題の地図をつかむ。
ここでは細かい数字を詰め込みません。全体の見取り図を先につくり、数字や根拠はこのあとの演習で確認します。
FPができること
FPは相談の入口に立つ仕事です。ほかの資格の独占業務に入らないかを確認します。
一般的な説明はOK。代理・作成・個別助言は資格を見る
税務
税理士の領域
申告書の作成代行や個別の税務代理は税理士の仕事。
投資助言
金融商品取引法
投資顧問契約に基づく個別助言は登録が必要。
相談の型
現状把握→提案
家族構成、収支、資産、希望時期を整理して考える。
守秘義務
職業倫理
顧客情報を適切に扱う姿勢はFPの基本。
社会保険と年金の入口
制度名より、誰が入る制度かを先に見ます。
会社員・自営業・学生で、入る制度と負担が変わる
労災保険
仕事中・通勤中
保険料は全額事業主負担。雇用保険との違いが出やすい。
国民年金
第1号・第2号・第3号
学生納付特例、付加年金、iDeCoの受け取りが定番。
介護保険
40歳から関係する
第2号被保険者は40歳以上65歳未満の医療保険加入者。
教育資金
国の教育ローン
金利タイプや返済期間など、基本数字が問われる。
年金・退職準備の過去問地図
3級では、制度の対象者と受け取り方の違いが繰り返し出ています。
被保険者区分、上乗せ制度、受給者の範囲を分ける
学生納付特例
学生本人の所得
世帯主ではなく学生本人の所得要件を見る。免除制度との違いに注意。
国民年金の区分
第1号・第2号・第3号
第1号は20歳以上60歳未満。第3号は第2号に扶養される配偶者。
付加年金・国民年金基金
第1号の上乗せ
付加年金は200円×月数。国民年金基金は老齢年金と遺族一時金。
iDeCo
加入・拠出・受取
第3号も加入可能。老齢給付は年金・一時金で受け取れる。
繰上げ・繰下げ
増減率
繰上げは減額、繰下げは増額。月数を掛けて計算する。
遺族基礎・遺族厚生
受給できる遺族
遺族基礎は子のある配偶者または子。遺族厚生は孫・祖父母まで含む。
退職準備制度
中退共・小規模企業共済
中退共は事業主負担。小規模企業共済は掛金範囲と控除の扱いを確認。
雇用保険・傷病手当金
働けない・働き続ける
高年齢雇用継続、自己都合退職、傷病手当金の期間が出る。
家計表・ローン・教育資金
計算問題は、どの金額を足し引きするかを先に決めると迷いにくいです。
収入、税・社会保険料、資産残高、返済方式を見分ける
可処分所得
年収-税金-社会保険料
生命保険料などの任意支出は可処分所得の計算では差し引かない。
キャッシュフロー表
前年末残高を運用
前年末金融資産残高に運用利率を掛け、当年収支を加える。
ライフプラン係数
減債基金係数
将来の目標額から毎年の積立額を逆算する係数として出る。
教育一般貸付
国の教育ローン
固定金利、返済期間、借入対象などの基本条件を確認する。
フラット35
全期間固定金利
保証人不要など、住宅ローン商品の基本特徴が問われる。
元利均等・元金均等
総返済額の違い
同条件なら元利均等返済のほうが総返済額は多くなりやすい。
過去問で実際に出た論点チェック
取り込んだ2026年5月・2025年5月・2024年5月公表分の出題名を、学習順に束ね直したものです。
カードで流れをつかみ、ここで漏れを確認する
FP業務・関連法規
資格の線引き
FP業務と金融商品取引法、税理士法、FPの職業倫理。一般説明、個別助言、税務代理を分ける。
公的保険
働けない・失業・介護
労災保険、雇用保険、任意継続被保険者、公的介護保険、傷病手当金。対象者、給付、負担者を見る。
国民年金の土台
第1号・第2号・第3号
国民年金の被保険者、学生納付特例、付加年金、国民年金基金。立場と上乗せをセットで確認。
年金の受け取り
老齢・遺族
老齢基礎年金の繰上げ、老齢基礎年金の繰下げ、遺族基礎年金、遺族厚生年金。増減率と遺族範囲が軸。
私的年金・退職準備
掛金と受取
iDeCo、iDeCoの拠出限度額、iDeCoの受け取り、中小企業退職金共済、小規模企業共済。
家計・教育資金
計算の入口
可処分所得、キャッシュフロー表、ライフプラン係数、教育一般貸付。足す金額と引く金額を先に決める。
住宅ローン
商品と返済方式
フラット35、住宅ローン返済方式。固定金利の特徴と、元利均等・元金均等の返済総額を比べる。
各論点の細かい数字と根拠は、演習画面の解説で確認します。
出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(を加工して作成)。試験問題の著作権は日本FP協会に帰属します。