06Inheritance

相続・事業承継

相続は、誰が相続人かを決めてから数字を見る。

3級の相続・事業承継は、贈与税、遺留分、相続税評価、相続放棄、小規模宅地等の特例が中心です。最初に人間関係を確定し、そのあと控除や評価式を当てはめます。

相続は、人物相関図から

  1. タヌキ: 配偶者と兄弟姉妹、割合がすぐ崩れる…

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  2. ラッコ: まず誰が相続人か。兄弟姉妹全体の枠を作ってから分ける

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  3. タヌキ: 評価額の式も苦手

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  4. ラッコ: 借地権、小規模宅地、保険契約。何を評価するかを先に決めよう

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Rough Map

まずは、出題の地図をつかむ。

ここでは細かい数字を詰め込みません。全体の見取り図を先につくり、数字や根拠はこのあとの演習で確認します。

贈与と相続の入口

贈与税の制度と、相続に足し戻す財産を分けます。

相続時精算課税は110万円+2,500万円をセットで見る

  • 住宅取得等資金贈与

    受贈者の所得要件

    所得要件を超えると非課税を使えない。

  • 生前贈与加算

    相続等で取得した人

    相続で財産を取得しない人は、原則として加算対象外。

  • 相続放棄

    3カ月

    限定承認・相続放棄は家庭裁判所への申述が必要。

  • 2割加算

    関係の近さ

    父母は1親等なので対象外。兄弟姉妹は対象。

相続分と財産評価

人物関係を確定してから、評価式や特例の数字を当てはめます。

配偶者と兄弟姉妹なら、兄弟姉妹全体で4分の1

  • 遺留分

    兄弟姉妹はなし

    配偶者は遺留分を持つが、兄弟姉妹にはない。

  • 生命保険契約の権利

    解約返戻金

    保険事故前の契約上の権利は、原則として解約返戻金で評価。

  • 貸宅地

    1-借地権割合

    自用地価額から借地権割合分を控除する。

  • 小規模宅地等

    用途で数字が変わる

    貸付事業用宅地等は200㎡・50%。

贈与税の制度地図

贈与は、誰から誰へ、何のために、どの制度を選んだかで見分けます。

暦年、精算課税、住宅、教育、配偶者控除を分ける

  • 暦年課税

    年間110万円

    基礎控除は受贈者ごと。贈与者ごとに110万円ではない。

  • 相続時精算課税

    110万円+2,500万円

    2024年以後は年110万円の基礎控除も確認する。

  • 住宅取得等資金贈与

    所得要件と限度額

    受贈者の所得要件、住宅の種類、時期による限度額を確認。

  • 教育資金一括贈与

    1,500万円

    学校等以外への支払い枠も別に見る。

  • 贈与税の配偶者控除

    20年・2,000万円

    居住用不動産や取得資金の贈与で使う特例。

  • 贈与税の申告先

    受贈者の住所地

    財産をもらった人が、受贈者の住所地の税務署へ申告する。

相続人・遺言・相続税計算

人物関係を確定し、そこから相続分・控除・税額調整へ進みます。

相続人の組み合わせと、税額計算の基本式を押さえる

  • 法定相続分

    子・直系尊属・兄弟姉妹

    配偶者と誰が一緒に相続するかで割合が変わる。元配偶者は相続人ではない。

  • 遺留分

    兄弟姉妹はなし

    兄弟姉妹には遺留分がない。配偶者や子との違いを確認する。

  • 限定承認・相続放棄

    3カ月以内

    自己のために相続開始を知った時から原則3カ月以内に家庭裁判所へ。

  • 自筆証書・公正証書遺言

    財産目録・証人

    財産目録はパソコン作成可。公正証書遺言は証人2人以上。

  • 相続税の基礎控除

    3,000万円+600万円×人数

    法定相続人の数を使う基本式。

  • 死亡保険金・配偶者軽減・2割加算

    税額調整

    保険金非課税、配偶者の税額軽減、2割加算の対象者を分ける。

財産評価と小規模宅地等

評価式は、何を評価しているかを先に決めると混同しにくいです。

株式、保険契約、不動産評価、小規模宅地を区別する

  • 上場株式

    最も低い価額

    死亡日終値と3カ月の月平均額のうち、最も低い価額で評価。

  • 取引相場のない株式

    配当還元方式

    同族株主以外の株主等は、原則として配当還元方式。

  • 生命保険契約の権利

    解約返戻金

    保険事故が起きていない契約上の権利は、原則として解約返戻金で評価。

  • 貸家・貸家建付地・貸宅地

    評価式を分ける

    建物、貸家が建つ土地、借地権付き宅地で使う式が異なる。

  • 小規模宅地等

    居住・事業・貸付

    特定居住用330㎡・80%、特定事業用400㎡・80%、貸付事業用200㎡・50%。

  • 葬式費用・申告先

    控除と手続き

    香典返戻費用は葬式費用に含めない。申告先は被相続人の死亡時住所地。

過去問で実際に出た論点チェック

取り込んだ2026年5月・2025年5月・2024年5月公表分の出題名を、学習順に束ね直したものです。

カードで流れをつかみ、ここで漏れを確認する

  • 贈与税の制度

    誰から誰へ

    暦年課税の基礎控除、相続時精算課税、住宅取得等資金贈与、教育資金贈与、贈与税の配偶者控除、贈与税の申告先。

  • 相続人・相続分

    人物関係

    法定相続分、遺留分、限定承認・相続放棄。配偶者、子、直系尊属、兄弟姉妹で整理。

  • 遺言

    方式と証人

    自筆証書遺言、公正証書遺言。財産目録の作成方法、証人の人数を確認。

  • 相続税計算

    控除と税額調整

    相続税の基礎控除、相続税額の2割加算、配偶者の税額軽減、相続税の申告先。

  • 生前贈与・保険

    加算と非課税

    生前贈与加算、死亡保険金の非課税、生命保険契約に関する権利。誰の財産として評価するかを見る。

  • 財産評価

    株式・不動産

    上場株式の相続税評価、取引相場のない株式、貸家の評価、貸家建付地、貸宅地の評価。

  • 宅地特例・債務控除

    面積と対象費用

    小規模宅地等の特例、葬式費用。用途別の面積・減額割合と、控除できる費用を確認。

各論点の細かい数字と根拠は、演習画面の解説で確認します。

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30問の3級学科問題を、解説つきで演習します。○×問題と三答択一式を混ぜて、新しい回と苦手問題を少し前に出しながら出題します。

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出典:日本FP協会 3級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(を加工して作成)。試験問題の著作権は日本FP協会に帰属します。