01Life Planning

ライフプランニングと資金計画

制度の名前より先に、誰のお金か・いつのお金かをつかむ。

ライフプランニングは、制度名がたくさん出るので広く見えます。最初に見るのはシンプルで、『FPができること』『公的な保障』『自分で備えるお金』のどれか。細かい日数や金額は、過去問の解説で少しずつ拾っていきます。

ライフプランニングって、何から?

  1. タヌキ: 範囲が広すぎて、どこから手をつけたら…

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  2. ラッコ: まずは『誰の・いつ・いくら』の地図だけでいいよ

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  3. タヌキ: 細かい数字は覚えなくていいの?

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  4. ラッコ: 数字は問題を解くうちに入る。今はざっくりで充分

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Rough Map

まずは、地図をつかむ。

細かい数字は、このあとの演習で自然に覚えます。今は大きな文字のポイントと、全体の地図だけ印象に残してください。

FPと法律:誰の仕事?

FPができるのは、一般的な説明や仮の試算まで。代理や書類作成になると別の資格の領域です。

一般論はOK。代理・作成・個別助言は資格を確認

  • 税理士

    税務の代理・書類作成

    申告書の作成代行や個別の税務代理は税理士の仕事。FPは一般的な説明まで。

  • 弁護士

    法律事務の代理

    相手と交渉したり、代理人として協議したりするのは弁護士の領域。

  • 金融商品取引業

    投資助言

    個別銘柄の売買タイミングを有償で助言するなら登録が必要。

  • 社会保険労務士

    社会保険の手続き代行

    年金請求などの手続き代行は社労士の領域。FPは見込額の説明まで。

社会保険の地図

名前を覚える前に、『誰が入るか』『何が起きたときに助けるか』を見ます。

病気・老後・失業・仕事中のケガ・介護に分ける

  • 医療保険

    会社員→協会けんぽ・健保組合/自営など→国民健康保険

    病気やケガの医療費、出産に関する給付などを支える。

  • 公的年金

    全員→国民年金(基礎)/会社員→厚生年金(上乗せ)

    老後だけでなく、障害や死亡で家族が残されたときにも関係する。

  • 雇用保険

    雇われて働く人

    仕事を失ったとき、育児・介護で休むとき、学び直すときの給付。

  • 労災保険

    仕事中・通勤中

    仕事や通勤が原因のケガ・病気を補償する。保険料負担は演習で確認。

  • 介護保険

    介護が必要になったとき

    介護サービスを受けるための公的な仕組み。対象年齢や負担割合は演習で確認。

公的年金のキホン

年金は『土台』と『上乗せ』で見ると整理しやすいです。

土台は基礎年金、会社員は厚生年金が上乗せ

  • 1階:国民年金(基礎年金)

    みんなの土台

    自営業・学生・会社員など、立場にかかわらず関係する基礎部分。

  • 2階:厚生年金

    会社員・公務員

    会社員・公務員の上乗せ部分。働き方や報酬と結びつく。

  • 受け取る時期

    繰上げ↓ / 繰下げ↑

    早く受け取るか、遅く受け取るかで金額が変わる。率は演習で確認。

自分で備える(私的年金・退職準備)

退職後のお金は、『会社が用意する制度か』『自分で積む制度か』で分けます。

会社が出すのか、自分で払うのかを見る

  • iDeCo(個人型DC)

    ほぼ誰でも

    自分で掛金を出し、自分で運用する。税金上の扱いは演習で確認。

  • 国民年金基金

    自営業など(第1号)

    自営業者などが、国民年金に上乗せするための制度。

  • 小規模企業共済

    個人事業主・小規模法人の役員

    個人事業主や小規模法人の役員が、自分の退職金を準備する制度。

  • 中退共

    中小企業の従業員

    中小企業が従業員の退職金を準備する制度。会社側の負担で見る。

お金の係数(早見)

係数は名前よりも、『今と将来のどちらを求めるか』で選びます。

今か将来か。一括か毎年か。この組み合わせで選ぶ

  • 終価係数

    今の一括 → 将来いくら

    今あるお金が、将来いくらになるかを求める。

  • 現価係数

    将来の目標 → 今いくら

    将来の目標額に対して、今いくら必要かを求める。

  • 年金終価係数

    毎年積立 → 将来いくら

    毎年積み立てると、将来いくらになるかを求める。

  • 減債基金係数

    将来の目標 → 毎年いくら積立

    将来の目標額に届くには、毎年いくら積み立てるかを求める。

  • 資本回収係数

    今の元本 → 毎年いくら

    今ある元本から、毎年いくら受け取れるか・返せるかを求める。

  • 年金現価係数

    毎年受取りたい → 今いくら元本

    毎年受け取りたい金額に対して、今いくら元本が必要かを求める。

住宅と事業のお金

生活設計では、家を買うお金と、事業を動かすお金も出ます。制度名より先に『誰が使う資金か』を見ます。

住宅ローンは住むため / 事業資金は会社を回すため

  • 住宅ローン

    自分や家族が住む家

    固定・変動、繰上返済、借換え、フラット35など。投資用と居住用は分けて考える。

  • 中小企業の資金調達

    借入・増資・資産担保

    銀行借入、市場からの調達、売掛債権や在庫を使う融資など、資金の出どころを見る。

  • 会社の安全性

    貸借対照表を見る

    流動比率、自己資本比率などは、会社が短期・長期のお金を返せるかを見るもの。

教育資金

教育費は、制度名よりも『誰が借りるお金か』を見ると間違えにくいです。

学生が借りる=奨学金 / 親が借りる=教育ローン

  • 奨学金(日本学生支援機構)

    学生本人が借りる/給付型も

    学生本人のお金として考える。種類や利息の有無は演習で確認。

  • 国の教育ローン

    保護者が借りる(日本政策金融公庫)

    保護者が借りるお金。使い道や利用条件は演習で確認。

キャッシュレスの3分類

カードや電子マネーは、名前ではなく『いつお金が出るか』で分けます。

前払い / 即時払い / 後払い

前払い

電子マネー・プリペイド(事前にチャージ)。

即時払い

デビットカード(口座から即引落・リボ/分割なし)。

後払い

クレジットカード(利用枠内・分割やリボも)。

地図がつかめたら、過去問で深める。

まずは過去問を1問1答(○×)にバラした「学習」で、一つひとつの記述の正誤と理由を固めます。仕上げに4択の模擬試験で力試し。どちらも登録は不要です。

出典:日本FP協会 2級ファイナンシャル・プランニング技能検定 学科試験(を加工して作成)。試験問題の著作権は日本FP協会(学科は金融財政事情研究会と共有)に帰属します。